仮想通貨のレンディングとは?おすすめの運用方法を徹底解説

仮想通貨

仮想通貨(暗号資産)のレンディングは、保有している資産を貸し出すことで利息収入を得られる資産運用方法です。

編集長
編集長

「ガチホしているビットコインを有効活用したい」「トレードせずに安定的に収益を得たい」とお考えの方に注目されています。

本記事では、仮想通貨レンディングの仕組みから実践的な運用方法まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。


  1. 仮想通貨レンディングとは?基礎知識を徹底解説
    1. レンディングの基本概念
    2. トレードとの違い
    3. レンディングの利益シミュレーション
  2. レンディングの仕組みと種類を詳しく解説
    1. 中央集権型レンディング(CeFi)
    2. 分散型レンディング(DeFi)
    3. レンディングの3つのタイプ比較
  3. 仮想通貨レンディングの5つのメリット
    1. メリット1:銀行預金を大きく上回る高利回り
    2. メリット2:完全放置で利息収入を得られる
    3. メリット3:トレードスキル不要で始められる
    4. メリット4:複利効果で資産を加速的に増やせる
    5. メリット5:価格上昇の恩恵も同時に受けられる
  4. 仮想通貨レンディングのリスクと注意点
    1. リスク1:価格変動による元本割れ
    2. リスク2:事業者の破綻による資産喪失
    3. リスク3:流動性リスク(途中解約不可)
    4. リスク4:機会損失リスク(急騰時に売却不可)
    5. リスク5:税金リスク(確定申告が必要)
  5. 仮想通貨レンディングのおすすめ運用方法3選
    1. 運用方法1:安定運用型(ステーブルコインレンディング)
    2. 運用方法2:バランス型(分散レンディング戦略)
    3. 運用方法3:積極運用型(複利再投資戦略)
  6. 失敗しないレンディングサービスの選び方
    1. チェックポイント1:年利の高さと安定性
    2. チェックポイント2:対応銘柄の豊富さ
    3. チェックポイント3:貸出期間の柔軟性
    4. チェックポイント4:最低貸出金額
    5. チェックポイント5:事業者の信頼性
    6. チェックポイント6:手数料の有無
    7. チェックポイント7:使いやすさとサポート体制
  7. 主要レンディングサービスの徹底比較
    1. Coincheck(コインチェック)
    2. BitLending(ビットレンディング)
    3. PBRレンディング
    4. bitbank(ビットバンク)
    5. GMOコイン
    6. 目的別おすすめサービス早見表
  8. 仮想通貨レンディングの始め方【完全ガイド】
    1. STEP1:取引所で口座を開設する
    2. STEP2:日本円を入金する
    3. STEP3:レンディングしたい仮想通貨を購入する
    4. STEP4:レンディングを申し込む
    5. STEP5:満期を待って利息を受け取る
  9. 仮想通貨レンディングに関するよくある質問
    1. Q1. レンディングは初心者でも安全に始められますか?
    2. Q2. レンディングとステーキングはどちらがおすすめですか?
    3. Q3. レンディング中に価格が暴落したらどうなりますか?
    4. Q4. 複数のサービスを併用しても大丈夫ですか?
    5. Q5. レンディングで得た利益に税金はかかりますか?
    6. Q6. 海外のレンディングサービスを使っても大丈夫ですか?
  10. まとめ

仮想通貨レンディングとは?基礎知識を徹底解説

仮想通貨レンディング(暗号資産貸付サービス)とは、自分が保有する仮想通貨を取引所や専門事業者に一定期間貸し出し、その対価として利息を受け取るサービスです。

銀行預金と似た仕組みですが、年利1%〜15%という高い利回りが期待できる点が大きな特徴です。

レンディングの基本概念

レンディングは英語で「lending(貸付)」を意味し、仮想通貨を貸し出すことで、貸付期間に応じた利息収入を得られます。

レンディングの基本的な流れ
  • 取引所またはレンディング専門業者に仮想通貨を預ける
  • 事業者が借り手(機関投資家やトレーダー)に貸し出す
  • 貸付期間終了後、元本と利息を受け取る
  • 受け取った仮想通貨は再度レンディングまたは売却可能

トレードとの違い

仮想通貨の運用方法には「トレード」と「レンディング」がありますが、それぞれ特徴が異なります。

トレードとレンディングの比較

項目トレードレンディング
収益方法売買差益(キャピタルゲイン)利息収入(インカムゲイン)
必要な知識チャート分析・市場分析が必要最小限でOK
時間的拘束常に市場を監視する必要ありほったらかしでOK
収益の安定性不安定(損失リスクあり)比較的安定(利率は固定)
資産の流動性いつでも売却可能貸付期間中は引き出し不可
初心者向け△(難易度高め)◎(簡単に始められる)

トレードは短期的な価格変動を利用して利益を狙う手法ですが、レンディングは長期保有を前提とした安定的な収益獲得を目指します。

レンディングの利益シミュレーション

実際にレンディングでどれくらいの利益が得られるか、具体例でシミュレーションしてみましょう。

ビットコイン1BTCをレンディングした場合の年間利息

年利1年後の利息(BTC)1年後の利息(円換算※)
1%0.01 BTC約15万円
3%0.03 BTC約45万円
5%0.05 BTC約75万円
8%0.08 BTC約120万円
10%0.1 BTC約150万円

※1BTC=1,500万円で計算(2025年10月時点の参考価格)

レンディング収益の重要ポイント
  • 利息は仮想通貨で受け取るため、価格上昇時はさらに価値が増える
  • 複利効果を活かすため、受け取った利息を再投資することも可能
  • 年利が高いほど収益も増えるが、リスクも高まる傾向がある
  • 銀行預金(年利0.001〜0.3%程度)と比較すると圧倒的に高利回り

レンディングの仕組みと種類を詳しく解説

仮想通貨レンディングには複数の種類があり、それぞれ仕組みやリスク・リターンが異なります。

自分に合った方法を選ぶために、各タイプの特徴を理解しましょう。

中央集権型レンディング(CeFi)

中央集権型レンディングは、仮想通貨取引所や専門のレンディング事業者が管理・運営するサービスです。

国内で最も一般的なレンディング形態で、初心者でも始めやすい特徴があります。

中央集権型レンディングの特徴
  • 取引所の口座内で手続きが完結し、操作が簡単
  • 日本語サポートが充実しており、トラブル時も安心
  • 年利1〜10%程度が一般的(サービスにより異なる)
  • 固定期間型が多く、途中解約は原則不可
  • 運営企業の信頼性に依存するため、業者選びが重要

代表的な中央集権型レンディング提供者

事業者タイプ具体例特徴
国内取引所Coincheck、bitbank、GMOコイン購入から貸出まで一括管理が可能
レンディング専門BitLending、PBRレンディング高金利だが送金手続きが必要
海外取引所Binance、Bybit高金利だが日本の規制対象外

分散型レンディング(DeFi)

DeFi(Decentralized Finance:分散型金融)レンディングは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを活用した自動化されたレンディングサービスです。

DeFiレンディングの特徴
  • 運営主体が存在せず、プログラムで自動運用される
  • 年利5〜30%以上の高利回りも期待できる
  • いつでも引き出し可能な柔軟性がある
  • 本人確認不要で利用開始できる
  • 技術的知識が必要で、初心者にはハードルが高い
  • スマートコントラクトのバグリスクが存在する

代表的なDeFiレンディングプラットフォーム

プラットフォーム対応チェーン主な特徴
AaveEthereum、Polygon等最大手・豊富な銘柄対応
CompoundEthereum老舗プラットフォーム
VenusBNB Chain手数料が安い

レンディングの3つのタイプ比較

レンディングは貸出期間の設定方法によって、3つのタイプに分類できます。

レンディングタイプ別の比較

タイプ固定期間型フレキシブル型自動更新型
貸出期間14日〜365日など固定いつでも引き出し可能期間終了後自動で再投資
年利高め(3〜10%)低め(1〜5%)中程度(2〜7%)
途中解約不可(または違約金あり)いつでも可能更新前なら可能
向いている人長期保有派柔軟に運用したい人ほったらかし運用派
提供例Coincheck、bitbankDeFiプラットフォーム一部の取引所
タイプ選びのポイント
  • 固定期間型:確実に長期保有する予定なら高金利で有利
  • フレキシブル型:市場の動きに応じて売却したい場合に最適
  • 自動更新型:複利効果を狙いたい人におすすめ
  • 初心者は固定期間型の短期プラン(14〜30日)から始めるのが安全

仮想通貨レンディングの5つのメリット

仮想通貨レンディングには、トレードにはない魅力的なメリットが数多くあります。ここでは特に重要な5つのメリットを詳しく解説します。

メリット1:銀行預金を大きく上回る高利回り

仮想通貨レンディング最大の魅力は、圧倒的な利回りの高さです。

日本の銀行預金金利が年0.001〜0.3%程度であるのに対し、レンディングでは年1〜10%以上の利息を期待できます。

100万円を1年間運用した場合の利息比較

運用方法年利1年後の利息
普通預金0.001%10円
定期預金0.3%3,000円
レンディング(低金利)3%30,000円
レンディング(中金利)5%50,000円
レンディング(高金利)10%100,000円
高利回りを実現できる理由
  • 借り手(機関投資家やトレーダー)からの需要が高い
  • 中間コストが少なく、利益を還元しやすい
  • 仮想通貨市場全体の成長性が高い
  • レバレッジ取引の担保需要がある

メリット2:完全放置で利息収入を得られる

レンディングは「ほったらかし運用」が可能な点も大きな魅力です。

一度貸し出せば、満期まで何もする必要がありません。

ほったらかし運用のメリット
  • チャートを毎日チェックする必要がない
  • 仕事や家事で忙しい人でも資産運用できる
  • 精神的ストレスが少ない(価格変動を気にしなくてOK)
  • 感情的な売買判断で失敗するリスクがない
  • 時間を奪われず、本業に集中できる

メリット3:トレードスキル不要で始められる

レンディングは「預ける」だけなので、最低限の知識だけで誰でも始められます。

仮想通貨トレードで利益を出すには、チャート分析や市場動向の理解など専門的な知識が必要です。

トレードとレンディングの必要スキル比較

必要スキルトレードレンディング
チャート分析◎必須×不要
テクニカル指標◎必須×不要
市場ニュース把握◎必須△あると良い
売買タイミング判断◎必須×不要
リスク管理能力◎必須○重要
メンタルコントロール◎必須△あると良い
初心者がレンディングで成功しやすい理由
  • 複雑な取引操作が一切不要
  • 貸出期間と年利を選ぶだけの簡単設定
  • 初心者が陥りがちな「高値掴み・安値売り」のリスクがない
  • 学習コストが低く、すぐに実践できる

メリット4:複利効果で資産を加速的に増やせる

レンディングで得た利息を再投資することで、複利効果を活用した資産形成が可能です。

複利運用は時間が経つほど効果が大きくなります。

年利5%で100万円を運用した場合の複利効果

運用期間単利(利息のみ受取)複利(利息も再投資)差額
1年後105万円105万円0円
3年後115万円約116万円約1万円
5年後125万円約128万円約3万円
10年後150万円約163万円約13万円
複利運用を最大化するコツ
  • 受け取った利息は売却せず、すぐに再投資する
  • 自動更新型のレンディングサービスを活用する
  • 短期間(30日程度)のプランを繰り返し利用する
  • 長期視点で運用し、途中で引き出さない

メリット5:価格上昇の恩恵も同時に受けられる

レンディングの利息収入に加えて、仮想通貨そのものの価格上昇による利益(キャピタルゲイン)も期待できます。

これは「二重の収益機会」と言えます。

レンディング中に価格が上昇した場合のシミュレーション

項目開始時1年後
BTC価格1,000万円1,500万円(+50%)
保有量1 BTC1.05 BTC(年利5%)
資産価値1,000万円1,575万円
総合利益+575万円(+57.5%)
価格上昇とレンディングを組み合わせる利点
  • 単なる保有(ガチホ)よりも確実に資産が増える
  • 価格が横ばいでも利息収入が得られる
  • 価格上昇時は利息分も高値で評価される
  • 長期保有が前提なら、レンディングは必須の選択肢

仮想通貨レンディングのリスクと注意点

レンディングには高利回りという魅力がある一方で、いくつかの重要なリスクも存在します。

安全に運用するために、必ずリスクを理解してから始めましょう。

リスク1:価格変動による元本割れ

レンディング期間中に仮想通貨の価格が大幅に下落すると、利息を受け取っても元本割れする可能性があります。

価格下落時の損失シミュレーション(年利5%の場合)

価格変動開始時の価値1年後の価値実質損益
価格維持1,000万円1,050万円+50万円(+5%)
20%下落1,000万円840万円-160万円(-16%)
40%下落1,000万円630万円-370万円(-37%)
60%下落1,000万円420万円-580万円(-58%)
価格変動リスクを軽減する方法
  • ビットコインやイーサリアムなど時価総額の大きい銘柄を選ぶ
  • ステーブルコイン(USDT、USDC)でレンディングする
  • 短期プラン(14〜30日)で様子を見ながら運用する
  • 全資産の10〜30%程度に留め、分散投資を心がける
  • 長期的な値上がりが期待できるタイミングで開始する

しかし、短期目線で見ると資産が減っているように感じることはありますが、長期投資が目的であれば短期間の目減りは気にする必要はありません。

リスク2:事業者の破綻による資産喪失

レンディングサービスの運営事業者が経営破綻した場合、預けた資産が返還されない可能性があります。

2022年にはFTXやCelsiusなど大手事業者が相次いで破綻し、多くの利用者が被害を受けました。

レンディングが危険な理由
  • 分別管理の対象外(事業者の資産と混同される)
  • 預金保険制度のような保護がない
  • 破綻時は事業者の債権者として扱われる
  • 資産の回収には時間がかかり、全額返還される保証はない

信頼できる事業者の見極め方

チェック項目詳細
金融庁登録暗号資産交換業者として正式登録されているか
運営実績3年以上の運営歴があるか
親会社上場企業や信頼できる企業の傘下にあるか
透明性財務状況や運用方針を公開しているか
セキュリティコールドウォレット保管・2段階認証対応か
ユーザー数利用者数が多く、評判が良いか

リスク3:流動性リスク(途中解約不可)

ほとんどのレンディングサービスでは、貸出期間中の途中解約ができません。

急な資金需要が発生しても、満期まで引き出せないリスクがあります。

流動性リスクへの対策
  • 生活費や緊急予備資金を除いた余剰資金のみで運用する
  • 全資産をレンディングに回さず、一部は流動性を確保する
  • 初めは短期プラン(14〜30日)から始める
  • 満期日を分散させ、定期的に資金が戻るよう計画する
  • 途中解約可能なDeFiレンディングも検討する

リスク4:機会損失リスク(急騰時に売却不可)

レンディング期間中に仮想通貨の価格が急騰しても、すぐに売却して利益確定することができません。

大きな利益を逃す機会損失のリスクがあります。

レンディング中に価格が2倍になった場合の機会損失例

ケース初期投資最終資産結果
すぐに売却した場合1,000万円2,000万円+1,000万円
レンディング継続(年利5%)1,000万円1,050万円→価格下落で減少機会損失発生
機会損失を防ぐ運用方法
  • 保有資産の一部のみレンディングし、残りは自由に動かせるようにする
  • 長期保有が確実な銘柄のみレンディングする
  • 短期プランを選び、柔軟に対応できるようにする
  • レンディングは「長期投資戦略」の一部と割り切る

リスク5:税金リスク(確定申告が必要)

レンディングで得た利息収入は「雑所得」として課税対象になります。

給与所得者の場合、年間20万円以上の利益があれば確定申告が必要です。

仮想通貨の税率(雑所得)

所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円超〜330万円以下10%9.75万円
330万円超〜695万円以下20%42.75万円
695万円超〜900万円以下23%63.6万円
900万円超〜1,800万円以下33%153.6万円
1,800万円超〜4,000万円以下40%279.6万円
4,000万円超45%479.6万円
税金対策のポイント
  • 取引履歴をこまめに記録し、確定申告に備える
  • 利益が年間20万円を超える場合は必ず確定申告する
  • 仮想通貨の損失は他の雑所得と相殺できる
  • 税理士に相談し、適切な申告方法を確認する
  • 最大税率45%+住民税10%=55%の税金がかかる可能性を理解する

レンディングを効果的に活用するには、自分の投資スタイルやリスク許容度に合った運用方法を選ぶことが重要です。

ここでは、3つの代表的な運用方法を紹介します。

運用方法1:安定運用型(ステーブルコインレンディング)

価格変動リスクを抑えたい初心者や安定志向の方におすすめなのが、ステーブルコイン(USDT、USDC、DAI等)を使ったレンディングです。

ステーブルコインレンディングの特徴
  • 1USDT≒1ドル(約150円)で価格がほぼ固定されている
  • 価格変動リスクがほとんどないため、元本割れしにくい
  • 年利5〜10%程度で安定的な収益が期待できる
  • 銀行預金の代替として利用できる
  • 仮想通貨の値動きに不安がある初心者でも始めやすい

ステーブルコインレンディングの運用例

項目内容
投資額100万円分のUSDT(約6,666 USDT)
年利8%
貸出期間1年間
1年後の資産約7,199 USDT(約108万円)
利益約8万円
リスク価格変動は極めて小さい
こんな人におすすめ
  • 仮想通貨初心者で、まず安全に始めたい人
  • 価格変動リスクを避けたい慎重派
  • 銀行預金の利息に不満がある人
  • 長期的に安定収入を得たい人

後ほど、おすすめの取引所について紹介します。

運用方法2:バランス型(分散レンディング戦略)

複数の銘柄に分散してレンディングすることで、リスクとリターンのバランスを取る運用方法で中級者向けの堅実な戦略です。

分散レンディングのポートフォリオ例(100万円の場合)

銘柄配分年利期間狙い
ビットコイン(BTC)40万円3%90日安定性+値上がり期待
イーサリアム(ETH)30万円5%90日成長性+利回り
ステーブルコイン(USDT)30万円8%30日安全資産+高利回り
分散レンディングのメリット
  • 特定の銘柄が暴落しても全体への影響を抑えられる
  • 複数の利回りを組み合わせて平均利回りを確保
  • 満期日をずらすことで定期的に資金が戻る
  • 異なる値動きの銘柄でリスクヘッジできる
  • 市場環境の変化に柔軟に対応しやすい

分散レンディングの運用ルール例

ルール詳細
資産配分時価総額トップ3の銘柄に60%、ステーブルコインに40%
リバランス3ヶ月ごとに資産配分を見直す
利益の再投資受け取った利息の50%は再投資、50%は利益確定
新規投資毎月3万円ずつ積立投資してレンディング
損切りルール満期時に価格が30%以上下落していたら一部売却
こんな人におすすめ
  • リスクを分散しながら着実に資産を増やしたい人
  • 中期的(3ヶ月〜1年)な運用を考えている人
  • ある程度の投資経験がある中級者
  • 50万円以上の余剰資金がある人

運用方法3:積極運用型(複利再投資戦略)

受け取った利息をすべて再投資して複利効果を最大化する、ハイリターンを狙う運用方法で、長期投資家やリスクを取れる上級者向けです。

複利再投資戦略の威力(年利8%・100万円投資の場合)

期間単利運用複利運用差額
1年108万円108万円0万円
3年124万円約126万円約2万円
5年140万円約147万円約7万円
10年180万円約216万円約36万円
15年220万円約317万円約97万円
20年260万円約466万円約206万円
複利再投資戦略の実践方法
  • 短期プラン(30日)を選んで頻繁に満期を迎える
  • 満期時に受け取った元本+利息をすべて再投資
  • 自動更新機能があるサービスを活用する
  • 利息は売却せず、仮想通貨のまま保有して再レンディング
  • 最低でも5年以上の長期視点で運用する
  • 毎月の積立投資を組み合わせて雪だるま式に増やす

複利運用の注意点

注意点対策
税金が増える利益確定のタイミングを計画的に設定
長期間資金が拘束される生活費とは完全に分けた余剰資金のみで運用
暴落リスクが高まるステーブルコインの比率を高めに設定
途中で引き出せない緊急予備資金は別途確保しておく
こんな人におすすめ
  • 5年以上の長期投資を前提にできる人
  • 資産を最大限に増やしたい積極派
  • 途中で資金を引き出す予定がない人
  • 仮想通貨の将来性を信じている人
  • 価格変動に動じないメンタルを持つ人

失敗しないレンディングサービスの選び方

レンディングサービスを選ぶ際は、金利だけでなく様々な要素を総合的に判断することが重要です。

自分の目的とリスク許容度に合ったサービスを見つけましょう。

チェックポイント1:年利の高さと安定性

レンディングの収益は年利で決まるため、最も重要な比較ポイントです。

ただし、高金利にはそれ相応のリスクが伴うことも理解しておきましょう。

年利レンジ別のリスク・リターン

年利レンジリスクレベル特徴代表的なサービス
1〜3%大手取引所の短期プランCoincheck、bitbank
3〜8%取引所の長期プランまたは中堅サービスGMOコイン、BitLending
8〜15%専門業者の高利回りプランPBRレンディング
15%以上極高DeFiや新興サービスAave、Venus、イザカヤ等
年利選びの注意点
  • 初心者は年利5%以下の安全なサービスから始める
  • 年利10%超のサービスは事業者リスクを十分確認
  • 変動金利より固定金利の方が収益計画が立てやすい
  • 高金利を謳う詐欺サービスに注意(年利50%以上は危険)

チェックポイント2:対応銘柄の豊富さ

レンディング可能な仮想通貨の種類が多いほど、運用の選択肢が広がります。

特に、自分が保有している銘柄に対応しているか確認しましょう。

対応銘柄で確認すべきポイント
  • ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は必須
  • ステーブルコイン(USDT、USDC)に対応しているか
  • リップル(XRP)やソラナ(SOL)など人気銘柄の有無
  • マイナー銘柄は高金利だが流動性リスクに注意
  • 将来的に運用したい銘柄にも対応しているか

チェックポイント3:貸出期間の柔軟性

貸出期間は短いほど柔軟性が高く、長いほど金利が高い傾向があります。

自分の運用スタイルに合った期間設定ができるサービスを選びましょう。

期間選択のパターン別おすすめサービス

運用スタイル推奨期間特徴おすすめサービス
お試し運用14〜30日短期で様子見できるCoincheck、BitLending
バランス運用90日金利とリスクのバランスbitbank、GMOコイン
長期運用180〜365日高金利が期待できるCoincheck、PBRレンディング
超長期運用無期限複利効果を最大化HashHubレンディング

チェックポイント4:最低貸出金額

サービスによって最低貸出金額が大きく異なります。

少額から始めたい初心者は、最低金額が低いサービスを選びましょう。

最低貸出金額の比較例

サービス最低貸出額(BTC)最低貸出額(円換算※)初心者向け度
Coincheck約0.0007 BTC約1万円相当
bitbank変動制銘柄により異なる
GMOコイン0.1 BTC約150万円相当
BitLending0.01 BTC約15万円相当

※1BTC=1,500万円で計算

チェックポイント5:事業者の信頼性

資産を預ける事業者の信頼性は最も重要な判断基準です。

以下のポイントで事業者を評価しましょう。

信頼性チェックリスト
  • 金融庁に暗号資産交換業者として登録されているか
  • 運営企業の資本金や財務状況は健全か
  • 上場企業の傘下または出資を受けているか
  • 3年以上の運営実績があるか
  • ユーザー数や取引高が公開されているか
  • 過去にハッキング被害や重大なトラブルがないか
  • コールドウォレット管理など適切なセキュリティ対策をしているか

チェックポイント6:手数料の有無

レンディングに関連する手数料を事前に確認しましょう。

手数料が高いと実質的な利回りが下がってしまいます。

確認すべき手数料項目
  • レンディング申込手数料(ほとんどのサービスで無料)
  • 途中解約手数料(元本の5〜20%程度が一般的)
  • 返還時の送金手数料(専門業者の場合に発生)
  • 取引所への入金・出金手数料

チェックポイント7:使いやすさとサポート体制

特に初心者は、操作がシンプルで日本語サポートが充実しているサービスを選ぶと安心です。

使いやすさのチェックポイント
  • スマホアプリでレンディング申込ができるか
  • 申込手続きがシンプルで分かりやすいか
  • 運用状況をリアルタイムで確認できるか
  • 日本語のカスタマーサポートがあるか
  • FAQやマニュアルが充実しているか
  • メールやチャットでの問い合わせに対応しているか

主要レンディングサービスの徹底比較

国内で利用できる主要なレンディングサービスを一覧で比較します。

サービス選びの参考にしてください。

国内主要レンディングサービス比較表

サービス名年利対応銘柄貸出期間最低貸出額初心者向け
Coincheck1〜5%34銘柄14/30/90/180/365日1万円相当〜
BitLending7〜10%6銘柄30日〜BTC:0.01〜
PBRレンディング10〜12%6銘柄1ヶ月〜BTC:0.003〜
bitbank0.1〜5%43銘柄365日変動
GMOコイン1.3〜10%22銘柄1〜3ヶ月BTC:0.1〜
サービス別おすすめポイント
  • Coincheck:初心者に最適。アプリが使いやすく、少額から始められる
  • BitLending:高金利重視。専門業者ならではの利回り
  • PBRレンディング:最高利回り。リスクを取れる上級者向け
  • bitbank:銘柄数最多。セキュリティが高く安心
  • GMOコイン:中級者向け。柔軟な期間設定が可能

Coincheck(コインチェック)

coincheck公式サイト

Coincheckは、マネックスグループ傘下の国内最大級仮想通貨取引所で、2017年からレンディングサービスを提供している最も運営実績の長いサービスです。

「貸暗号資産サービス」として、初心者でも使いやすく、サポート体制が整っていることが特徴です。

Coincheckレンディングの基本情報

項目内容
運営会社コインチェック株式会社(マネックスグループ傘下)
サービス開始2017年〜(国内最長実績)
金融庁登録関東財務局長 第00014号
対応銘柄数34銘柄(取扱全銘柄対応)
年利1%〜5%
貸出期間14日/30日/90日/180日/365日
最低貸出額約1万円相当〜
申込常時受付可能
途中解約原則不可
Coincheckレンディングの特徴
  • 取扱全銘柄がレンディング対応:34種類すべての銘柄で貸出可能
  • 5つの貸出期間から選択:短期14日から長期365日まで柔軟に選べる
  • 1万円の少額から開始可能:初心者でも手軽に始められる
  • 常時申込受付:募集停止が少なく、いつでも申込可能(人気銘柄除く)
  • 自動再投資機能:満期時に自動で再貸出設定が可能
  • 取引所内で完結:購入からレンディングまで一括管理できる

Coincheckのメリット・デメリット

メリットデメリット
アプリの使いやすさが国内トップクラス人気銘柄の高年利枠(5%)はすぐ埋まる
少額(1万円)から始められる他のレンディング専門業者より年利が低め
豊富な貸出期間オプション審査に時間がかかることがある
東証プライム上場企業の傘下で信頼性◎分別管理の対象外
購入から運用まで一括管理できるBTC・ETHは14〜30日プランが中心
こんな人におすすめ
  • 仮想通貨レンディングが初めての初心者
  • 少額(1〜10万円)からお試ししたい人
  • アプリで簡単に管理したい人
  • 様々な銘柄でレンディングを試したい人
  • 短期プラン(14〜30日)で柔軟に運用したい人

BitLending(ビットレンディング)

BitLending公式サイト

BitLendingは、株式会社J-CAMが運営するレンディング専門サービスで、取引所より高い利回りが魅力です。

ブロックチェーン・Web3.0の専門メディアを運営する企業が提供しており、年利8〜10%の高金利と解約手数料無料が特徴です。

BitLendingの基本情報

項目内容
運営会社株式会社J-CAM
サービス開始2022年〜
対応銘柄6銘柄(BTC、ETH、USDT、USDC、DAI、XRP)
年利BTC/ETH:8% / ステーブルコイン:10%
貸出期間30日〜(最低1ヶ月)
最低貸出額BTC:0.01BTC〜(約15万円)
申込常時受付
途中解約可能(解約手数料無料)
返還手数料年4回まで無料
BitLendingの特徴
  • 年利8〜10%の高金利:国内取引所より高い利回りを実現
  • 解約手数料無料:最低1ヶ月経過後はいつでも無料で解約可能
  • 自動再レンディング機能:満期後に自動で再投資され複利運用できる
  • 返還手数料が年4回無料:頻繁な出入金でもコストを抑えられる
  • 収益レポート出力:税務申告に便利なレポート機能
  • 多重セキュリティ:不正送金防止システムを完備

BitLendingのメリット・デメリット

メリットデメリット
年利8〜10%と国内トップクラスの高金利取引所とは別に口座開設が必要
解約手数料が無料で柔軟性が高い対応銘柄が6種類と少ない
自動再投資で複利運用が簡単送金時のネットワーク手数料は自己負担
年4回まで返還手数料無料レンディング専門のため売買はできない
収益レポートで税務対応が楽運営歴が比較的短い(2022年〜)
こんな人におすすめ
  • 高金利で効率的に資産を増やしたい人
  • 複利運用で長期的に資産形成したい人
  • ステーブルコイン(USDT、USDC)で安定運用したい人
  • 柔軟な解約条件を求める中級者
  • 15万円程度から始めたい人

PBRレンディング

PBR-LENDING公式サイト

PBRレンディングは、国内最高水準の年利10〜12%を誇るレンディング専門サービスです。

「通常プラン10%」と「プレミアムプラン12%」があり、高利回りを追求する上級者向けのサービスとして人気です。

PBRレンディングの基本情報

項目内容
運営会社株式会社Notting Hill TOKYO
サービス開始2022年〜
対応銘柄6銘柄(BTC、ETH、USDT、USDC、ADA、TRX)
年利通常プラン:10% / プレミアムプラン:12%
貸出期間1ヶ月〜
最低貸出額BTC:0.003BTC〜(約4.5万円)
申込常時受付
途中解約可能(返還手数料無料)
再投資自動再投資機能あり
PBRレンディングの特徴
  • 国内最高水準の年利10〜12%:業界トップクラスの高利回り
  • 2つのプラン:通常10%とプレミアム12%から選択
  • 返還手数料無料:いつでも無料で返還請求可能
  • 自動再投資:満期後に自動で再投資され複利効果を最大化
  • 少額から開始可能:0.003BTC(約4.5万円)から始められる
  • ステーブルコイン対応:USDT・USDCで安定運用可能

通常プランとプレミアムプランの違い

項目通常プランプレミアムプラン
年利10%12%
対象者全ユーザー条件を満たしたユーザー
最低貸出額0.003BTC〜0.01BTC〜
難易度初心者〜中級者中級者〜上級者

PBRレンディングのメリット・デメリット

メリットデメリット
年利10〜12%と国内最高水準取引所とは別に口座開設が必要
少額4.5万円から始められる高金利ゆえにリスクも相対的に高い
返還手数料が完全無料対応銘柄が6種類と限定的
自動再投資で複利運用が簡単運営歴が比較的短い(2022年〜)
最低貸出期間1ヶ月で柔軟送金時のネットワーク手数料は自己負担
こんな人におすすめ
  • とにかく高利回りを追求したい上級者
  • リスクを取ってリターンを最大化したい人
  • 複利効果を活かして長期運用したい人
  • 5万円程度の少額から高金利運用を試したい人
  • ステーブルコインで安定的に10%以上の利回りを得たい人

bitbank(ビットバンク)

ビットバンク公式サイト

bitbankは、国内最多43銘柄に対応し、セキュリティ評価が非常に高い取引所です。

第三者機関から高いセキュリティ評価を受けており、コールドウォレット管理やマルチシグ対応など、安全性を重視したい方に最適です。

bitbankレンディングの基本情報

項目内容
運営会社ビットバンク株式会社
サービス開始2018年〜
金融庁登録関東財務局長 第00004号
対応銘柄数43銘柄(国内最多)
年利0.1%〜5%(最大3%)
貸出期間365日(1年固定)
最低貸出額銘柄により変動
申込随時受付
途中解約可能(手数料5%)
bitbankレンディングの特徴
  • 国内最多43銘柄対応:Astar、BOBA、AVAXなど珍しい銘柄も貸出可能
  • 1年固定の長期運用:頻繁な管理が不要でほったらかし運用に最適
  • 高いセキュリティ:第三者機関から最高評価を獲得
  • コールドウォレット管理:オフライン保管で不正アクセスを防止
  • マルチシグ対応:複数の署名が必要で安全性が高い
  • 途中解約可能:緊急時は5%の手数料で解約できる

bitbankのメリット・デメリット

メリットデメリット
国内最多の43銘柄でレンディング可能1年固定のみで短期運用には不向き
セキュリティが国内トップクラス途中解約には5%の手数料が必要
Astarなど珍しい銘柄も対応年利が他サービスより低め
長期保有に最適なプラン設計最低貸出額が銘柄により変動する
ほったらかし運用に向いている複数の期間プランがない
こんな人におすすめ
  • 1年以上の長期保有を前提にしている人
  • セキュリティを最重視したい人
  • マイナー銘柄(Astar、BOBA等)を運用したい人
  • 頻繁に管理せず完全放置したい人
  • 多様な銘柄でポートフォリオを組みたい人

GMOコイン

GMOコイン公式サイト

GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループが運営する大手取引所です。

「貸暗号資産ベーシック」と「貸暗号資産プレミアム」の2種類のプランがあり、国内取引所では珍しく中途解約が可能な点が大きな特徴です。

GMOコインレンディングの基本情報

項目内容
運営会社GMOコイン株式会社(GMOインターネットグループ)
サービス開始2018年〜
金融庁登録関東財務局長 第00006号
対応銘柄数22銘柄
年利ベーシック:1.3〜10% / プレミアム:最大15%以上
貸出期間1ヶ月 / 3ヶ月
最低貸出額BTC:0.1BTC〜(約150万円)
申込不定期募集(月初やキャンペーン時)
途中解約可能(貸借料の10%が手数料)
GMOコインレンディングの特徴
  • 中途解約可能:国内取引所では珍しく途中解約できる(手数料10%)
  • 2つのプラン:ベーシックとプレミアムから選択可能
  • 高金利オプション:プレミアムプランで最大15%以上の年利
  • 柔軟な期間設定:1ヶ月または3ヶ月から選べる
  • 円転特約オプション:価格下落リスクを軽減できる(上級者向け)
  • 最短10分で口座開設:かんたん本人確認で即日取引可能

ベーシックプランとプレミアムプランの違い

項目ベーシックプレミアム
対応銘柄22銘柄3銘柄(BTC、ETH、XRP)
年利1.3〜10%最大15%以上
途中解約可能(柔軟)可能(一部制限あり)
証拠金不要日本円による証拠金が必要
難易度初心者〜中級者向け中級者〜上級者向け

GMOコインのメリット・デメリット

メリットデメリット
中途解約が可能(手数料10%)最低貸出額が0.1BTC(約150万円)と高額
プレミアムプランは最大15%以上の高金利募集が不定期で常時申込できない
GMOグループの信頼性が高いプレミアムプランは証拠金が必要
円転特約でリスクヘッジ可能初心者には少しハードルが高い
送金手数料無料人気銘柄はすぐに募集枠が埋まる
こんな人におすすめ
  • 150万円以上の資金がある中級者以上
  • 途中解約の柔軟性を重視したい人
  • 高金利プレミアムプランに挑戦したい上級者
  • 価格下落リスクをヘッジしたい人(円転特約)
  • 大手グループの安心感を求める人

目的別おすすめサービス早見表

ここまで紹介した5つのサービスを、目的別に最適なものを選べるよう整理しました。

目的別おすすめサービス一覧

目的・重視ポイントおすすめサービス理由
初心者・少額から始めたいCoincheck1万円から・アプリが使いやすい
多様な銘柄で運用したいbitbank国内最多43銘柄対応
セキュリティ重視bitbank第三者機関から最高評価
高金利で効率運用PBRレンディング年利10〜12%の最高水準
途中解約の柔軟性GMOコイン手数料10%で解約可能
ステーブルコイン運用BitLending / PBRレンディング年利10%で価格変動リスク低
長期ほったらかし運用bitbank1年固定で管理不要
複利効果を最大化BitLending / PBRレンディング自動再投資機能あり
信頼性・安心感重視Coincheck / BitLending上場企業グループ傘下
組み合わせ運用の推奨パターン
  • 初心者バランス型:Coincheck(30%)+ BitLending(70%)で安全性と利回りのバランス
  • 高利回り追求型:PBR(60%)+ BitLending(40%)で最大限の収益
  • 分散安全型:Coincheck(40%)+ bitbank(30%)+ GMOコイン(30%)でリスク分散
  • ステーブル特化型:BitLending USDT(50%)+ PBR USDC(50%)で安定運用

仮想通貨レンディングの始め方【完全ガイド】

レンディングを始めるための具体的な手順を、初心者にも分かりやすく解説します。

STEP1:取引所で口座を開設する

まずは、レンディングサービスを提供している仮想通貨取引所で口座を開設します。

口座開設に必要なもの
  • メールアドレス
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
  • スマートフォン(本人確認用)
  • 銀行口座情報

公式サイトから申し込みを行い、本人確認を完了させます。最短即日〜数日で口座開設が完了します。

STEP2:日本円を入金する

口座開設が完了したら、仮想通貨を購入するための日本円を入金します。

入金方法の種類
  • 銀行振込(手数料無料または数百円)
  • クイック入金(即時反映・手数料無料のサービスが多い)
  • コンビニ入金(一部取引所で対応)

STEP3:レンディングしたい仮想通貨を購入する

入金した日本円で、レンディングしたい仮想通貨を購入します。

初心者におすすめの購入銘柄
  • ビットコイン(BTC):最も信頼性が高い
  • イーサリアム(ETH):将来性があり人気
  • ステーブルコイン(USDT/USDC):価格変動リスクが低い

STEP4:レンディングを申し込む

購入した仮想通貨を使ってレンディングを申し込みます。

レンディング申込時の設定項目

設定項目選択のポイント
貸出銘柄購入した仮想通貨を選択
貸出数量保有量の範囲内で設定(初めは少額がおすすめ)
貸出期間短期(14〜30日)から始めるのが安全
年利期間に応じた固定金利が自動設定されることが多い

申込内容を確認し、承認されるとレンディングが開始されます。

STEP5:満期を待って利息を受け取る

貸出期間が終了すると、元本と利息が自動的にアカウントに返還されます。

満期後の選択肢
  • 利息を含めて再度レンディングする(複利運用)
  • 利息分だけ売却して利益確定する
  • 全額を売却して日本円に換金する
  • そのまま保有して価格上昇を待つ

仮想通貨レンディングに関するよくある質問

レンディングを始める前に多くの人が疑問に思う点について、Q&A形式で回答します。

Q1. レンディングは初心者でも安全に始められますか?

はい、始められますが、リスクを理解することが重要です。

初心者は以下のポイントを守りましょう。

初心者が安全に始めるポイント
  • まずは1万円程度の少額から始める
  • 金融庁登録済みの大手取引所を選ぶ
  • 短期プラン(14〜30日)で様子を見る
  • ステーブルコインで価格変動リスクを回避する

Q2. レンディングとステーキングはどちらがおすすめですか?

目的によって異なります。

レンディングとステーキングの選び方

項目レンディング向きステーキング向き
利回り重視◎(3〜10%以上)○(1〜5%程度)
柔軟性重視△(期間固定)◎(いつでも解除可能)
対応銘柄◎(BTC含む多数)△(PoS銘柄のみ)
安全性重視△(分別管理対象外)○(分別管理対象)

Q3. レンディング中に価格が暴落したらどうなりますか?

貸出期間中は途中解約できないため、満期まで保有し続けることになります。

利息を受け取っても、価格下落により元本割れする可能性があります。

対策としては、ステーブルコインでレンディングするか、価格が安定している時期を選んで開始することが重要です。

編集長
編集長

レンディングは長期投資目的で活用することを推奨しているので、短期間での元本割れは気にせず放置で良いです。

Q4. 複数のサービスを併用しても大丈夫ですか?

はい、問題ありません。

むしろ、複数のサービスに分散することでリスクを軽減できます。

事業者破綻リスクに備えて、資産を1つのサービスに集中させないことが賢明です。

Q5. レンディングで得た利益に税金はかかりますか?

はい、かかります。レンディングの利息収入は「雑所得」として課税対象です。

給与所得者の場合、年間20万円以上の利益があれば確定申告が必要です。

最大で税率55%(所得税45%+住民税10%)になる可能性があるため、利益が大きい場合は税理士への相談をおすすめします。

Q6. 海外のレンディングサービスを使っても大丈夫ですか?

使えますが、リスクが高まります。

日本の金融庁の監督対象外であり、トラブル時のサポートが受けられない可能性があります。

また、海外サービスの破綻事例も多いため、初心者は国内の金融庁登録業者を利用するのが比較的安全です。

まとめ

仮想通貨レンディングは、保有している資産を有効活用して利息収入を得られる魅力的な運用方法です。

レンディングの重要ポイントまとめ
  • 年利1〜10%以上の高利回りが期待できる
  • ほったらかし運用が可能で、トレードスキル不要
  • 複利効果で長期的に資産を増やせる
  • 価格変動リスクと事業者破綻リスクがある
  • 貸出期間中は原則として途中解約不可
  • 初心者は少額・短期・大手サービスから始めるのが安全
レンディングを成功させる3つの鉄則
  • 余剰資金で運用する:生活費や緊急予備資金には手をつけない
  • 分散投資を心がける:複数の銘柄・サービス・期間に分散してリスク軽減
  • 信頼できる事業者を選ぶ:金融庁登録・運営実績・セキュリティを確認

レンディングは、仮想通貨を「ただ保有する」だけではもったいないと感じている方にとって、理想的な運用方法です。

編集長
編集長

ただし、リスクを正しく理解し、自分に合った運用戦略を立てることが成功の鍵となります。

まずは少額から始めて、レンディングの仕組みや各サービスの特徴を実際に体験してみましょう。

経験を積むことで、より効果的な資産運用ができるようになります。


免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。仮想通貨レンディングには価格変動リスク、事業者破綻リスク等があり、元本割れや資産喪失の可能性があります。投資判断は自己責任でお願いいたします。年利や取扱銘柄は変更される場合がありますので、最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました